私は、音楽を聴くためにSpotifyを契約していました。
同じ時期に、YouTube Premiumも契約していました。ただし、こちらは音楽のためではありません。YouTubeを広告のストレスなく視聴し、学習に使うことが目的でした。
目的がまったく違ったため、当初はこの2つが重複しているとは考えていませんでした。
ところが後になって、YouTube Premiumを契約していると、追加料金なしでYouTube Music Premiumも利用できることを知りました。
そこですぐ解約はせず、まずYouTube Music Premiumで実際に音楽を聴いてみました。試したうえで、私の音楽の聴き方ならSpotifyの代わりになりそうだと判断し、2023年にSpotifyを解約しました。
結果として、私は困りませんでした。ただし、音楽サービスの使い方は人によって違います。同じ判断がすべての方に合うわけではありません。
この記事でお伝えしたいのは、どちらのサービスが優れているかではありません。契約中のサービスの付帯特典まで確認すると、思わぬところで役割が重なっていることがあるという点です。
SpotifyとYouTube Premiumは別の目的で契約していた
まず、それぞれを契約していた目的を整理します。
Spotifyは、音楽を聴くために契約していました。解約当時の料金は月額980円です。金額は解約当時のものです。
一方、YouTube Premiumを契約した目的は、YouTubeを広告のストレスなく視聴し、学習に利用することでした。動画の途中で広告が入ると、集中が切れてしまいます。学びたい内容に集中するための契約でした。
主に見ていたのは、投資やお金の知識、社会情勢、世の中のトレンドといった分野です。こうした動画は続けて見ることが多いため、途中で広告が入らないことに価値を感じていました。
つまり、YouTube Premiumは音楽目的で契約したものではありません。当初は、それぞれ別の役割を持つサービスだと考えていました。
| サービス | 契約した目的 | 見直し後 |
|---|---|---|
| Spotify | 音楽を聴くため(月額980円) | 2023年に解約 |
| YouTube Premium | 広告なしでYouTubeを視聴し学習するため | 契約を継続 |
※Spotifyの金額は解約当時のものです。2026年7月時点の現行料金とは異なります。なお、YouTube Premiumは当時から、家族で使えるファミリープランで契約していました。
YouTube PremiumでYouTube Music Premiumも利用できると知った
YouTube公式ヘルプによると、YouTube Premiumを契約している間は、追加料金なしでYouTube Music Premiumも利用できます。
ただ、契約した時点では、この特典を音楽サービスの見直しに生かすことは考えていませんでした。あくまで、YouTubeの広告をなくすための契約だったからです。
特典自体は以前から目にしていた気もするのですが、実際に使ってみようと思ったのは、両学長の朝ライブがきっかけだったと記憶しています。ただ、どの回だったかまでは確認できていません。
このとき気づいたのは、契約中のサービスは主な目的だけでなく、付帯している機能や特典まで確認することが大切だということでした。毎月払っているのに、使っていない特典が眠っていることがあります。
まずYouTube Music Premiumを試してみた
ここが、今回の見直しでいちばん大事だった部分です。
YouTube Music Premiumが使えるとわかっても、その場でSpotifyを解約したわけではありません。まず、実際にYouTube Music Premiumで音楽を聴いてみました。
試した期間は1か月ほどです。聴きたい曲はある程度決まっていたので、その曲がYouTube Music Premiumでも問題なく聴けるかを確かめる形になりました。この間はSpotifyの契約も残したままにして、いつでも戻れる状態で比べています。
試してみた結果、私の音楽の使い方であれば、Spotifyの代わりとして利用できると判断しました。代用できることを自分で確認してから、解約に進んでいます。
似た機能を見つけたからといって、すぐに解約すると後悔することがあります。先に試しておくと、解約後の生活を想像しやすくなります。
試して代用できたためSpotifyを解約した
YouTube Music Premiumで代用できると確認したうえで、2023年にSpotifyを解約しました。解約当時の料金は月額980円です。
解約後は、YouTube Music Premiumで音楽を聴いています。私の使い方では、困ることはありませんでした。
今の使い方はシンプルです。好きなアーティストの曲を聴くことが中心で、たまにそのアーティストの曲をランダム再生することもあります。あとは、自動再生で好みに近い曲が流れるように、気に入った曲へ「いいね」を付けています。
ひとつ補足しておきたいことがあります。YouTube Premiumは、Spotifyを解約する前から契約していました。Spotifyの代わりにするために、新しく加入したわけではありません。
YouTube Premiumは、もともとYouTubeを広告なしで視聴し、学習する目的で続ける予定のサービスでした。そのうえで、追加で契約していたSpotifyの月額980円が不要になった、という形です。2つの料金を並べて、安い方を選んだわけではありません。
値上げがSpotify解約の直接の理由ではない
念のため、はっきりさせておきたい点があります。
Spotifyを解約したのは、値上げが直接のきっかけではありません。料金改定と近い時期だった可能性はありますが、解約を決めた理由は、YouTube Music Premiumで代用できると確認できたことです。
料金への不満から解約したわけではない、という点は正直にお伝えしておきます。
Spotifyを解約して月980円、年換算11,760円を見直せた
Spotifyの解約当時の月額980円を1年間分に換算すると、年間11,760円の固定費に相当します。
980円×12か月=11,760円
これは年換算の金額です。解約した2023年の1年間で、11,760円がそのまま減ったわけではありません。
また、前述のとおりYouTube PremiumはSpotify解約前から契約していました。代用のために新しい費用が発生したわけではないため、Spotifyの月額980円分がそのまま見直せた形になります。
我が家では、Spotify、日経新聞、Evernote、JAFの4件を見直し、合計で年間84,720円の年換算削減額になりました。ただし、4件を同じ年に解約したわけではなく、少しずつ見直しを進めた結果です。
サブスクと会費をまとめて見直した全体の流れは、こちらの記事で紹介しています。
今回の見直しで気づいた「付帯特典の重複」
今回の経験から、我が家では次の5つの手順でサブスクを見直すようになりました。
- 契約しているサービスを洗い出す
- 月額料金だけでなく、付帯している特典を確認する
- 別の契約と似た機能がないか確認する
- 代替できそうなら、解約前に実際に試す
- 自分の使い方で問題がないと確認してから解約する
SpotifyとYouTube Premiumは、契約した目的が違いました。それでも、YouTube Music Premiumという付帯特典まで含めて見ると、音楽を聴くという役割が重なっていたのです。
サービス名や契約目的だけを並べていたら、この重複には気づけなかったと思います。固定費見直しでは、2の「付帯している特典を確認する」がとくに見落としやすい部分です。
なお、SpotifyとYouTube Music Premiumは完全に同じサービスではありません。役割が重なる部分があった、というだけです。
SpotifyとYouTube Music Premiumは同じサービスではない
ここからは一般情報です。私は解約前から両サービスを詳しく比較していたわけではありません。あくまで、代用できるかを確認するときの判断材料として整理します。
| 比較項目 | Spotify | YouTube Music Premium |
|---|---|---|
| 私が見直したときの費用 | 月980円(解約当時) | YouTube Premiumを契約済みだったため追加費用なし |
| 無料利用 | Spotify Freeあり | YouTube Musicには無料利用もあるが、Premium特典とは異なる |
| 主な有料特典 | 広告なし再生、オフライン再生など | 広告なし再生、オフライン再生、バックグラウンド再生など |
| YouTube Premiumとの関係 | 別契約 | YouTube Premiumの特典に含まれる |
※参考として、Spotify Premium Standardの料金は2026年7月時点で月額1,080円です(Spotify公式サイトで確認)。解約当時の月額980円とは異なります。このほか、Duo、Family、Studentのプランも用意されています。
また、YouTube公式ヘルプには、料金の安い「YouTube Premium Lite」という別のメンバーシップも案内されています。YouTube公式ヘルプによると、Premium LiteにはYouTube Music Premiumは含まれません。プラン名が似ているため、契約前に内容を確認しておくと安心です。なお、料金や提供条件は変更される可能性があります。最新の情報は、必ずYouTube公式サイトでご確認ください。
このように、機能や条件には違いがあります。料金だけで決めず、自分がよく使う機能を確認することが大切です。
Spotifyを解約する前に確認したいこと
一般的な確認項目として、解約前にチェックしておきたい点をまとめます。
- Spotifyで作成したプレイリストがあるか
- 保存した曲やお気に入りがあるか
- Spotify独自のおすすめ機能を使っているか
- 家族もSpotifyを利用していないか
- スマートスピーカーや車載機器との連携を使っているか
- YouTube Music Premiumで同じ使い方ができるか
- 無料プランへ移行した場合の制限を受け入れられるか
- 再契約するとき、以前の料金やキャンペーンが適用されない可能性はないか
プレイリストの扱いが気になる方も多いと思います。Spotify公式サポートによると、有料プランを解約した場合、次の請求日までは有料プランを利用でき、その後はアカウントがFreeプランに切り替わります。Freeプランになっても、プレイリストや保存済みの音楽は引き続き利用でき、広告と一緒に音楽を再生できます。
ただし、これは有料プランの解約についての説明です。アカウント自体を削除する場合とは扱いが異なります。詳しくはSpotify公式サポートでご確認ください。
Spotifyを残した方がよい人もいる
一方で、Spotifyを残す選択肢が合う方もいます。一般的な判断材料として、次のようなケースが考えられます。
- Spotifyのプレイリストを多く使っている
- Spotifyのおすすめ機能を重視している
- Spotifyに保存している楽曲や履歴を大切にしている
- YouTube Premiumを契約していない
- YouTube Music Premiumの操作が自分の使い方に合わない
- 家族や複数人でSpotifyのプランを利用している
- 利用している端末や連携機器の都合でSpotifyが使いやすい
音楽の聴き方は人それぞれです。私の判断が、そのまま当てはまるとは限りません。
よくある質問
YouTube PremiumがあればSpotifyは不要ですか?
誰にでも不要とは言えません。私の場合、YouTube Premiumはもともと学習目的で契約していたものでした。後からYouTube Music Premiumも利用できると知り、実際に試したところ、私の音楽の使い方では代用できました。ただし、Spotifyの機能やプレイリストを重視する方は判断が変わります。
Spotifyを解約する前に何を確認しましたか?
私は、まずYouTube Music Premiumを実際に試しました。音楽を聴く用途で代用できると判断してから、Spotifyを解約しています。あわせて、プレイリストや保存データなど、解約で失うものを確認しておくことも大切です。なお、私がプレイリストをどう扱ったかは記録が残っていないため、体験談としては書いていません。
Spotifyは値上げを理由に解約しましたか?
値上げが直接のきっかけではありません。料金改定と近い時期だった可能性はありますが、解約した理由は、YouTube Music Premiumで代用できると確認できたことです。
YouTube PremiumとYouTube Music Premiumは別料金ですか?
YouTube公式ヘルプによると、YouTube Premiumの特典にYouTube Music Premiumが含まれています。そのため、YouTube Premiumを契約していれば、音楽機能のために別途契約する必要はありません。YouTube Music Premiumを単独で契約するプランもありますが、その場合は音楽側の特典が対象になります。料金は登録方法によって変わる場合があるため、YouTube公式サイトでご確認ください。
Spotifyを解約するとプレイリストは消えますか?
Spotify公式サポートによると、有料プランを解約するとアカウントはFreeプランに切り替わり、Freeプランになってもプレイリストや保存済みの音楽は引き続き利用できます。ただし、アカウント自体を削除する場合は扱いが異なります。
SpotifyとYouTube Music Premiumはどちらがおすすめですか?
一律の優劣は決められません。料金、よく使う機能、プレイリスト、操作性、YouTube Premiumを契約しているかどうかによって、合う方が変わります。まずは今の使い方を確認してみてください。
まとめ
私は、SpotifyとYouTube Premiumを、もともと別の目的で契約していました。Spotifyは音楽用、YouTube Premiumは広告なしでYouTubeを視聴し、学習するためです。
後から、YouTube PremiumにYouTube Music Premiumが含まれていることを知りました。それでもすぐには解約せず、まず試しています。私の使い方では代用できたため、Spotifyを解約し、月額980円、年換算11,760円の固定費を見直せました。値上げが直接の解約理由ではありません。
今回の見直しで学んだのは、次の2点です。契約中のサービスは、主な目的だけでなく付帯特典まで確認すること。そして、似た機能を見つけても、実際に試してから解約を判断することです。
すべての方にSpotifyの解約が合うわけではありません。まずは、いま契約しているサービスに何が付いているかを確認するところから始めてみてください。
