Evernoteの有料プランをやめてGoogleドキュメントへ移行した話|パスワード関連は1Passwordへ

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Evernoteの有料プランを契約しているものの、十分に使いこなせているかわからない。そんな状態が続いていないでしょうか。

料金を見て「解約してもいいのかな」と考えることはあっても、保存したノートがあるため、簡単にはやめにくいものです。

私も、Evernoteの有料プランを利用していました。

結論からお伝えすると、保存していた内容を整理したところ、用途ごとに別のサービスへ移せると判断できました。通常のメモはGoogleドキュメントへ、パスワードに関わる情報は1Passwordへ分けて移し、そのうえで2023年にEvernoteの有料プランを解約しました。

ここで大事なのは、「EvernoteはGoogleドキュメントで代用できる」という単純な話ではないことです。EvernoteとGoogleドキュメントは、主な用途も機能も違います。私の場合は、一つのサービスにまとめようとせず、情報の種類で移行先を分けたから解約できました。

私が利用していたEvernoteの有料プラン

私は、Evernoteの有料プランを利用していました。解約当時の月額は680円です。

解約したのは2023年で、2023年の値上げより前のタイミングでした。なお、当時利用していた具体的なプラン名は確認できていません。金額から推測せず、「有料プラン」として書いています。

項目内容
サービスEvernote有料プラン
当時の月額680円
年換算8,160円
解約時期2023年(値上げ前)

※金額は解約当時のものです。2026年7月時点のプランや料金とは異なる可能性があります。

月額680円を1年間分に換算すると、8,160円の固定費になります。1か月だけを見ると小さな金額ですが、年単位で見ると印象が変わりました。

2026年7月時点のEvernoteのプラン

参考として、現在のプランをEvernote公式サイトのプラン比較ページで確認しました。2026年7月時点では、Free、Starter、Advanced、Enterpriseという区分になっています。無料で使えるFreeプランも用意されています。

公式のプラン比較ページには、ノート数や保存容量などの上限は記載されていますが、金額は掲載されていませんでした。料金は申し込み画面で確認する形になっており、月払いと年払い、地域、支払い方法によって表示が異なる場合があります。正確な金額は、必ずEvernote公式サイトでご確認ください。

そのため、当時払っていた月額680円と同じ内容のプランが現在もあるかどうかは、公式サイトの比較ページだけでは確認できませんでした。プラン名も当時とは変わっています。当時の金額と現在の料金は、別のものとして考えてください。

Evernoteをやめようと考えた理由

固定費を見直すきっかけは、YouTubeチャンネル「両学長 リベラルアーツ大学」で、固定費を見直す大切さを知ったことでした。

その流れで、Evernoteの使い方も確認することにしました。毎月680円を払い続ける必要があるのか、あらためて考えたかったからです。

Evernoteを開く頻度は、多くはないものの、少なくもないという感じでした。主な使い方は2つです。ひとつは、パソコンとスマートフォンの間で情報をやりとりすること。もうひとつは、普段あまり使わないサイトのIDやパスワード関連の情報を確認することでした。

そこで、Evernoteに保存している内容を整理してみました。すると、あることに気づきました。保存していた情報は、性質の違うものが混ざっていたのです。

ひとつは、日々のメモや記録。もうひとつは、パスワードのヒントでした。

この2つを、これからも一つのサービスにまとめ続ける必要はないのではないか。そう考えると、すでに利用しているサービスへ用途ごとに移行できると判断できました。

メモはGoogleドキュメントへ移行した

通常のメモや記録は、Googleドキュメントへ移行しました。

Googleドキュメントは、すでに利用できる状態にあったサービスです。個人のGoogleアカウントがあれば使えるため、メモのために新しく有料サービスを契約する必要はありませんでした。

Evernoteに保存していた情報は30件ほどでした。そのうち、今後も残しておきたい内容を1件ずつGoogleドキュメントへコピーして貼り付けました。一括で移す機能は使っていません。件数が多くなかったため、手作業でも大きな負担にはなりませんでした。

ここで、ひとつ補足しておきたいことがあります。Googleドキュメントは無料で使えますが、保存できる容量に制限がないわけではありません。

Google公式ヘルプによると、各Googleアカウントには、Gmail、Googleドライブ、Googleフォトで共有する最大15GBの保存容量が用意されています。この容量はサービス間で共有されるため、メールや写真が増えれば、その分だけ使える容量は減ります。また、保存容量の上限を超えた状態が2年間続くと、コンテンツが削除される可能性があるとも案内されています。

つまり「何でも無制限に保存できる」わけではありません。私のメモ用途では問題なく移せると判断しましたが、保存する量が多い場合は事前の確認が必要です。

移行の具体的な手順は、この記事の中心ではありません。ただ、解約する前に、自分のノートが移行先へ移せるかを確認しておくことは大切です。方法はEvernoteとGoogleの公式ヘルプで確認してみてください。

パスワードのヒントは1Passwordへ分けた

ここが、私の見直しでいちばん考えた部分です。

Evernoteに書いていたのは、パスワードそのものではありません。流出が心配だったので、自分が思い出せる範囲の手がかりだけを書いていました。

このヒントを、通常のメモと同じ場所で管理し続けるのがよいのか。考えた結果、用途を分けることにしました。パスワードに関わる情報は、日々のメモとは性質が違うと感じたからです。

そこで、パスワードに関わる情報の置き場所は、1Passwordに移すことにしました。1Passwordは、IDとパスワードをまとめて管理できるツールです。

ただし、Evernoteのヒントをそのまま移したわけではありません。各サイトにログインするタイミングで、IDとパスワードを1Passwordへ登録していきました。一度にすべてを移そうとせず、使うときに少しずつ置き換えていった形です。

結果として、ヒントを見て思い出すという方法自体が必要なくなりました。

ここで正直にお伝えしておきたいことがあります。1Passwordは有料のサービスです。無料ではありません。

ただし、1PasswordはEvernoteを解約する前から契約していました。今回の移行のために新しく契約したわけではありません。そのため、この移行によって1Passwordの費用が新たに発生したわけではありません。

「Googleドキュメントとパスワード管理ツールの両方が無料だった」という話ではない点は、誤解のないようにお伝えしておきます。

一つの移行先にまとめなかった理由

今回の見直しでいちばん大きかった気づきは、これです。

一つのサービスの代わりを、一つだけ探す必要はありません。

「Evernoteの代わりになるノートアプリを探そう」と考えると、同じくらい多機能なサービスが必要になります。そうなると、また有料のサービスを契約することになりがちです。

私の場合は、次の順番で整理しました。

  1. Evernoteに保存している情報を洗い出す
  2. 情報を種類ごとに分ける
  3. 通常のメモは文書作成サービスへ移す
  4. パスワード関連の情報はパスワード管理ツールへ分ける
  5. 移行先で必要な使い方ができるか確認する
  6. 移行後に問題がないことを確認してから解約する

Evernoteのすべての機能を、Googleドキュメントだけで再現したわけではありません。情報の用途に応じて移行先を分けたことで、私はEvernoteの有料プランを解約できた、という流れです。

EvernoteとGoogleドキュメントは同じサービスではない

ここからは一般情報です。私がすべての機能を比較したわけではありません。公式サイトで確認できた範囲で、違いを整理します。

比較項目EvernoteGoogleドキュメント
主な用途ノートの作成・保存・整理文書の作成・編集
整理の仕組みノートブック、タグ、スペースGoogleドライブのフォルダ
保存容量プランごとに上限が異なる(2026年7月時点:Free 1GB/Starter 5GB/Advanced 無制限)Googleアカウントの保存容量を使用(無料で最大15GB、Gmail・ドライブ・フォトと共有)
同期できる台数プランごとに上限が異なる(2026年7月時点:Free 1台/Starter 3台/Advanced 無制限)Googleアカウントでログインして利用

※Evernoteの内容はEvernote公式サイトのプラン比較ページ、Googleドキュメントの内容はGoogle公式ヘルプで確認した2026年7月時点のものです。

このほか、Evernoteにはウェブクリッパーやタスク、カレンダー連携といった機能も用意されています。文書作成を中心としたGoogleドキュメントとは、できることの範囲が違います。

どちらが優れているかではなく、自分がEvernoteで使っている機能を移行先でも満たせるか確認することが大切です。

Evernoteを解約する前に確認したいこと

一般的な確認項目として、解約前にチェックしておきたい点をまとめます。

  • ノートが何件あるか
  • タグやノートブックを使っているか
  • 画像やPDFを保存しているか
  • ウェブクリッパーを使っているか
  • 家族や仕事相手と共有しているか
  • オフラインで利用しているか
  • 移行先で同じ使い方ができるか
  • エクスポートできるデータ形式は何か
  • 解約後に無料プランへ変わるのか
  • データがいつまで残るのか
  • 再契約した場合に以前と同じ料金や条件になるか
  • パスワード関連の情報が通常のメモに混在していないか

データの扱いについては、Evernote公式ヘルプで確認できる範囲をお伝えします。有料プランを解約した場合、現在の有効期間が終わるまではアカウントの状態が維持され、期間終了後にEvernote Freeへ戻ると案内されています。そのときデータが失われることはなく、ノートとノートブックには引き続きアクセスできるとされています。

ただし、これは有料プランの解約についての説明です。アカウント自体を削除する場合とは扱いが異なります。また、Freeプランにはノート数や同期台数などの上限があるため、これまでと同じ使い方ができるとは限りません。

解約後は困らなかった

ここからは、私の実体験です。

メモはGoogleドキュメントへ、パスワードに関わる情報は1Passwordへ。用途ごとに移行先を分けたことで、Evernoteの有料プランを解約できました。

解約後、私が困ることはありませんでした。解約したことを後悔もしていません。

メモ管理で困ったことは特にありませんでしたが、変化はありました。移行先のうち、いちばん使うようになったのは1Passwordでした。

また、私の利用環境では、パソコンとスマートフォンの間でBluetoothを使って共有できることも分かり、この用途でEvernoteを開く機会は減りました。必要に応じて、GoogleドキュメントやLINEも使っています。

Evernoteを解約して月680円、年換算8,160円を見直せた

解約当時の月額680円を1年間分に換算すると、年間8,160円の固定費に相当します。

680円×12か月=8,160円

これは年換算の金額です。解約した2023年の1年間で、8,160円がそのまま減ったわけではありません。

また、1PasswordはEvernoteを解約する前から契約していたサービスです。今回の移行で新たな費用は発生していません。そのため、Evernoteの年換算削減額8,160円から1Passwordの料金を差し引く必要はありません。

もし1Passwordを今回のために新しく契約していたら、話は変わっていたと思います。すでに持っているものを活かせたことが、今回の見直しのポイントでした。

我が家では、Spotify、日経新聞、Evernote、JAFの4件を見直し、合計で年間84,720円の年換算削減額になりました。ただし、4件を同じ年に解約したわけではなく、少しずつ見直しを進めた結果です。

サブスクと会費をまとめて見直した全体の流れは、こちらの記事で紹介しています。

Evernoteを残した方がよい人もいる

一方で、Evernoteを続ける選択肢が合う方もいます。一般的な判断材料として、次のようなケースが考えられます。

  • 多くのノートをEvernoteで管理している
  • タグやノートブックを細かく使っている
  • ウェブクリッパーをよく使う
  • PDFや画像などを多く保存している
  • 複数の端末でEvernoteを活用している
  • 共有機能を仕事や家庭で利用している
  • 他のサービスへ移す負担が大きい
  • Evernote独自の機能に価値を感じている

有料プランを使いこなせているなら、解約する必要はないと思います。払っている金額に見合う使い方ができているかどうかが、判断の分かれ目です。

よくある質問

EvernoteはGoogleドキュメントで代用できますか?

すべての方が代用できるとは言えません。EvernoteとGoogleドキュメントは、主な用途や機能が異なります。私は通常のメモをGoogleドキュメントへ移せましたが、タグ、ウェブクリッパー、画像、PDFなどを多く使っている場合は、事前の確認が必要です。まずは自分がEvernoteで使っている機能を洗い出してから判断してみてください。

Evernoteのノートはどうやって移行しましたか?

私の場合は、Evernoteに保存していた情報が30件ほどだったため、そのうち残したい内容を1件ずつGoogleドキュメントへコピーして貼り付けました。一括移行機能は使っていません。ノート数が多い場合は、Evernoteのエクスポート機能と、移行先が対応するデータ形式を事前に公式ヘルプで確認してください。いきなりすべてを移さず、少量のデータで試してから進めると安心です。

1Passwordは無料ですか?

1Passwordは有料のサービスです。無料ではありません。ただし、私はEvernoteを解約する前から1Passwordを契約していました。今回の移行のために新しく契約したわけではないため、この移行で新たな費用は発生していません。「Googleドキュメントと1Passwordの両方が無料だった」という意味ではない点にご注意ください。

パスワードをGoogleドキュメントに保存してもよいですか?

パスワードそのものを、通常の文書やメモへそのまま書き残すことは、慎重に考えたいところです。特定のサービスが安全か危険かを断定はできませんが、パスワード関連の情報は用途に合ったツールで管理する方が、扱いを整理しやすくなります。なお、私がEvernoteに書いていたのはパスワードそのものではなく、思い出すための手がかりだけでした。その後、パスワードに関わる情報は1Passwordで管理するようにしています。

Evernoteを解約するとデータは消えますか?

Evernote公式ヘルプによると、有料プランを解約した場合、現在の有効期間が終わるまではアカウントの状態が維持され、期間終了後にEvernote Freeへ戻ると案内されています。そのときデータが失われることはなく、ノートとノートブックには引き続きアクセスできるとされています。ただし、アカウント自体を削除する場合は扱いが異なります。また、Freeプランにはノート数や同期台数などの上限があるため、これまでと同じ使い方ができるとは限りません。最新の条件はEvernote公式サイトでご確認ください。

まとめ

私は、Evernoteの有料プランを月額680円(当時)で利用していました。固定費を見直す中で保存している情報を確認したところ、性質の違うものが混ざっていることに気づきました。

そこで、通常のメモはGoogleドキュメントへ、パスワードに関わる情報は1Passwordへ分けて移しました。1Passwordは有料ですが、Evernote解約前から契約していたサービスです。今回の移行で新しい有料サービスを契約したわけではありません。

一つの代替サービスへすべてまとめるのではなく、用途ごとに分けて移行したこと。これが私にとっての答えでした。結果として、解約当時の料金では月680円、年換算8,160円を見直せ、解約後も困りませんでした。

ただし、EvernoteとGoogleドキュメントは同じサービスではありません。解約する前に、自分が利用している機能と保存しているデータを確認してみてください。すべての方にEvernoteの解約が合うわけではありません。

我が家が見直した4つのサブスクと会費は、こちらの記事でまとめています

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